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■ じゅるっと、下腹部が……
女三人噺濃い恋談義 その弐
「ねえ、自分のM性を自覚したのはいつごろなの?」と質問されたが、しばらくぽか〜んとしてしまった。
質問の意味を考える時間が必要だった。
そうだ。Mrs.秋葉と今はむかしのパソ通のフォーラムで知り合ったころ、あたしはただの恋するおばはんだった。 そんでもって、SMだとか、拘束だとか、服従だなんてまるで範疇外の位置にいたんだ。
彼女が不思議に思って、ついに今夜、意を決して質問をぶつけてきたんだってことを理解するのに、さんまの塩焼きと大根おろしをそれぞれ半分消化するくらいの時間が……。
「そんなの、ちっちゃなころからだよ。ままごとやったり、お姫様ごっこしてる時にさ、お姫様になってさらわれて縛られたいって、いつも思ってた」
「それは女の子なら、みんなそうよ」
ほげ? そうだったのか。
じゃ、なんていおう。
いやね、なんつか、その。 子どもながらに、じゅるっとね、下腹部が興奮したって自覚があるわけですよ。
ああ、恥ずかしや。
2002年10月24日(木)
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