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■ 身もココロも
お月さんが西から昇ったって、できない、と思うことってある。
どんなに好きな人があらわれ、とことんココロを奪われようとも、あたしはカラダまでそのひとのそばにはいけない。
身もココロも常にたった一人だけに所有されているのなら、それはそれでどんなに甘美なことであろうか。
だがしかし、出会いには時間のずれがある。
時間差をおいて二人の人に出会った、ここまでは同じだ。
それぞれと共有する人生に折り合いをつけられるあたしと、つけられない彼女がいる。
Mrs.秋葉は彼女なりのスジを通し、あたしはあたしで、あたしなりにスジを通して生きている。
あたしたちは、お互いの感じ方、生き方を「出来ない、理解できない、信じられない」と評しあうが、相手を批判はしない。
自分にはこれしかできないってわかっていて、相手がやったようにはできないからだ。
Mrs.秋葉はあたしのことを「不思議なバランス感覚がある」といつも評してくれるが、ひょっとしたらあたしはオトコに限らず、仕事や表現分野、世間との付き合い、すべてに DUAL MODE で自分を制御してないか?
親にも家族にも見せていない、見せられない、見せたくないあたしのB面。
あたしのB面は深く暗い。 そしてかなりの重さがある。
彼女にはC/WはあってもB面がない、とはいわないが、親も家族も知らない領域の範囲は狭いんじゃないか? 隠しファイルってとこかもしれない。
どこかをクリックしれば画面には出せるはず。まあ、開けないだろうけど。
あたしはアナログのレコードで、彼女はCDだ。
2002年10月22日(火)
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