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| 2006年01月12日(木) | ヤドカリなのだ。 |
いつも電車から見える公園が、ただの空き地に変わってた。
ブランコも滑り台も水道もなくなっていた。
いつもあの水道で顔を洗っていたおじさんはどうしただろうか。
暖かい時季はベンチで寝てた。
水道でタオル濡らして、体を拭いていたこともあった。
きっとあの公園で生活をしていたに違いないおじさんを
空き地に変わった公園を見てから、気になって仕方が無い。
あの公園は、おじさんの居場所だったのに・・・
けど、おじさんの本当に居たい場所とは・・・
人は皆、ヤドカリだと思う。
というか、私がヤドカリなのだな。
あともう少しはそのままで。
隙間風だらけだけどね。
そんなのも少しづつ好きにはなってきたけれど、
でもたぶん、私のお宿は、まだここじゃない。
ここじゃないんだな。
おじさんもきっと、ここじゃなかったんだな。
みんなやっぱヤドカリなんだな。
