とりとめもなく



 「私の唯一の人」

「たとえ脱獄しても、あなたと離れて暮らすくらいなら死んだ方がましだ。
 死ぬことなど少しも怖くはない」

「あなたが居なくなったら、嘆き悲しむのは公爵夫人だけではないわ。
 いいえ…、それよりももっと…。
 あなたが死んだら、私も生きていません。
 お願いです。私のために逃げて下さい。
 お願いです。私のために生きて下さい。」

情熱のバルセロナより。
牢屋のラヴシーンが大好きです。
シェイクスピアばりのクサイ台詞が大好きです。










久々に水先輩観て感傷的になりました。

なにかにつけ、思い出す。
舞台とか本とか音楽とか、
何かが琴線に触れる度に胸が詰まる。
悪い感情はないけど、少し息苦しい。
気持ちだけでは生きていけないから、
気持ちだけで突っ走ってる作品に惹かれるのかもしれない。
無い物ねだりをしてしまう。
足るを知るで生きてきたのに、欲が出てしまった。

明日何が起きるか分からない世の中で
明日死ぬかもしれない人生で
そういうのに怯えたり期待しながら生きていて
後悔はしたくないって思ってた。
だけど選べる程の度胸もなかった。
悲しいとか、寂しいとかでは泣けなかったのに
ただ悔しくて涙が出た。




愛していたし、愛されていたけど
それだけで良かったの
ずいぶん楽になったわ
自由だもの
とりあえず
なんとなく生きてきた

2009年11月27日(金)
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