「 愛のない人生は、花や実のつかない木のようなもの 」
カリール・ジブラン ( レバノンの詩人、画家 )
Life without love is like a tree without blossoms or fruit.
Kahlil Gibran
花や、実のつかない木も、だからといって存在価値が無いわけではない。
だが、それは人間からみると、やはり 「 寂しい 」 ということになる。
愛する人がいなくても、けして生きられなくはないが、愛する人と共に生きる幸福感は、人生を豊かにし、より素晴らしいものにしてくれる。
多くの日本人にとって クリスマス は、本来の宗教的な意味よりも、愛する人と充実した時間を過ごす楽しみとして、定着しているように思う。
この日ばかりは 「 景気 」 のことなど忘れ、美味しい 「 ケーキ 」 に舌鼓を打ち、雑事や喧騒から逃れ、ゆったりと温もりを感じていたいものだ。
ある女性が、「 クリスマス は、なんとなく優しい気持ちになれるから好き 」 と言っていたけれど、たしかに、そういうものかもしれない。
あるいは、キリスト の最大の功績とは 「 クリスマス の習慣を遺したこと 」 ではないかと思うのだが、それは、信仰心の薄さによる冒涜であろうか。
|