Tonight 今夜の気分
去るものは追わず、来るものは少し選んで …

2007年09月20日(木) 女子高生による父殺害事件



「 父親 : 昨夜、お前がキスしていたところを見たけど、彼は誰だい?

  娘  : それって、何時頃の話? 」

                                   英語のジョーク

Father : Who was that man I saw you kissing last night, daughter?
Daughter : What time was it?

                                   English joke



身近にいるから理解しあえているとは、かぎらないものだ。

子供は親に理想を求め、親は子供に幻想を求める。


知人に勧められ、「 ダメもと 」 と思って投資した中国の会社が、折りしもの好況に乗って早い段階で成果を挙げ、今年も順調に業績を伸ばしている。

国慶節 ( 10月1日 ) までに、帳簿をみる傍ら、社員諸氏を労いに行こうと思うのだが、国内の仕事が片付かず、なかなか訪中の目途が立たない。

以前に比べ、国内の仕事量は減らしたが、クライアントの企業から、教育、採用といった人事関係の業務を請け負う機会は、逆に増えてきている。

そのため、2月〜5月頃までは超多忙を極めるが、それ以降はノンビリと、さして儲からないが拘束時間の少ない仕事を、テキトーに消化してきた。

シーズンオフの今は、大手の広告代理店なら一蹴する低予算イベントを、百年後でもブレイクしそうにないモデルさん相手に、悪戦苦闘している。


社員教育の中でも、新入社員教育はマニュアル化が容易で、個々の企業特性などを加味する程度で済むから、慣れてしまえば簡単なものである。

難易度が高いのは、幹部教育や、古株の 「 困った社員 」 の再生作業で、新入社員とは違い、助言を与えても素直に受け入れない人が多い。

生意気なのは大いに結構だが、何を伝えても 「 知ってますよ 」 と切返し、「 そんなことも知らないほど馬鹿じゃない 」 と、変なプライドを主張する。

勤め人の頃にも、部下に 「 そういうタイプ 」 がいたけれど、自分の部下と違って叱責したり、飲みに誘うこともできず、丁寧に対応せざるを得ない。

ここで彼らに伝えるべきことは、「 知っている 」 のと 「 理解している 」 のと 「 実行できる 」 のは、それぞれ別の意味であるという事実だ。


ビジネスの世界にかぎらず、たとえば家族の関係でも、親が子供のことを 「 知っている 」 のと 「 理解している 」 のでは、かなりの差が生じる。

他人の誰よりも、一緒に生活した時間が長いので、親は子供のことをよく 「 知っている 」 のは間違いないが、正しく 「 理解している 」 かは疑問だ。

その違いは、見た目で判別できるものでもなく、仲良く手をつないで歩いているから理解できているとか、疎遠だからダメといったものではない。

反抗期というほどでなくても、子供が両親を避けるようになったり、何年かを経て、また仲良くなったりすることは、一般的に珍しくない話だ。

ポイントは、「 本音をぶつけ合い、相手の主張を真剣に検討しているか 」 という部分であり、その期待と反応に差があると、深く大きな溝になる。


京都府京田辺市では、府警南署の巡査部長が16歳の二女に手斧で首を切られ、殺害されるという事件が発生した。

親子が殺しあうという事件は、一見 「 異常 」 な印象を受けやすいが、殺人事件の9割は顔見知りの犯行で、その半分は親族同士によるものだ。

大部分の人が、他人に対しては 「 理解してもらえないのが普通だ 」 という前提で控えめに接するけれど、身内には 「 理解しろよ 」 という期待を抱く。

最初から冷めた関係なら相手に期待もしないが、愛情やら親近感を抱いているがために、親子、恋人などの関係は、一度、傷がつくと恐ろしい。

相手に対する期待が裏切られたと感じた途端、愛情が憎悪へと変貌して、一気に理性を飛び越え、殺意という衝動に走らせることも多いのである。


ビジネスマンの 「 知っているけれど理解できない人 」 は、多角的な視野を持ち、物事の主旨や、他人の気持ちを理解することに務めるべきだ。

ただ、親子の場合は 「 話し合う機会を増やし、相手を理解しなさい 」 などといった教科書的なアドバイスが、意外と通じないものではないだろうか。

前述の事件も 「 親の不倫が許せなかった 」 ことが原因らしいが、親子だからこそ言えない本音や、親子だからこそ相容れない事柄も多いはずだ。

おそらく、他人の男女が不倫をしていても 「 殺したい 」 とは思わなかったはずで、親子だからこそ許せず、殺人に至ったのである。

そういう意味で、親子が理解すべき事柄は 「 たとえ親子でも、理解できないことはある 」 という認識を持つことで、当世流、親子調和の秘訣だ。






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