| 2007年02月24日(土) |
長男夫婦と長女が逮捕された人 |
「 子供なんか持つものじゃない。
孫だけにしておくこと 」
ゴア・ヴィダル ( アメリカの作家 )
Never have children, only grandchild.
Gore Vidal
いわゆる ジョーク だが、子供を育てるのは一苦労という意味だろう。
手塩にかけて育てても、立派に育つとはかぎらない。
武村 正義 という名前を聞いて思い出すのは、93年に 『 新党さきがけ 』 を結成して代表に就いた、東大出身、元滋賀県知事の “ あの人 ” だ。
当時は、ミニ政党が雨後の筍の如く現れ群雄割拠する時代だったが、その主張や政治理念を鑑みると、新党さきがけが最もマトモそうな気がした。
政権が自民党から離れた細川内閣で官房長官、村山内閣では大蔵大臣を務めたが、行政改革を標榜したわりに何も果たせなかった記憶が強い。
しかも、蔵相時代には 「 史上最悪の赤字予算 」 を組んで世論に叩きまくられ、あまりの期待はずれっぷりに顰蹙をかった印象が残っている。
立派な才能と意志があっても、情熱をうまく伝えて人を惹きつけ、動かせる術を身に付けていないと、結局は何もできないものかもしれない。
ご本人はその後、大学の客員教授を務めたり、過去の功績を認められて、生存者叙勲では最高位の旭日大綬章を受賞し、恙無く過ごされている。
ところが、長男の 武村 俊一 ( 滋賀文化短大助教授 ) は 「 超バカ息子 」 で、地元の自動車用品販売店にて “ 万引き ” を企て、警察に通報された。
そのうえ、乗りつけた車の中からは散弾銃1丁と実弾500発が見つかり、銃刀法違反、火薬類取締法違反によって、現行犯逮捕されたのである。
しかも、その後の取調べによって、インターネットで海外から種を買い、乾燥大麻を所持、使用していたことが明らかになった。
さらに、その妻と姉 ( 正義氏の長女 ) までが大麻取締法違反 ( 所持 ) の疑いで逮捕されるという 「 俄かに信じられない事態 」 にまで発展している。
親に虐待され、世を恨んで暴力団に入ったわけでなく、ちゃんと食事を与えられ、教育を施され、この息子は助教授にまで成長したのである。
それでも、このような 「 どうしようもないバカ 」 が発生するのだから、子育てというのは実に難しいのだろうということがわかる。
親が立派過ぎることで、周囲の期待が重圧になったとか、周囲にチヤホヤされて生き方を誤ったのかもしれないが、それは何の言い訳にもならない。
息子は塀の中で反省し、父親も自分の名前にある 「 正義 」 を貫く姿勢を教えられなかったことについて、大いに反省してもらうほかないだろう。
子供を育てるということを、ただ大きくするだけではなく、社会に役立つよい国民を一人創造することだと考えると、なかなか難しい作業なのである。
つい最近、ちょっと書くのも気がひけるほど年の離れた女性と知り合って、周囲から 「 遺産目当てでは 」 と心配されつつ、何度かデートしている。
こちらとしては 「 もう子供はいらない 」 というのが本音だが、お若いせいか 「 頑張ってね♪ 」 なんてことを言われ、ちょいと狼狽している。
まだ、そこまで真剣なお付き合いでもないのだが、万が一、孫みたいな子供が出来た場合のことも、少しは考えておいたほうがよいのかもしれない。
勲章をもらうほど立派な人間ではないから、親を重圧に感じることはないだろうけれど、下々の親には下々ならではの心配もある。
絶対的に安全な教育方法はわからないけれど、たぶん、信頼される仕事を続けて、家族のコミュニケーションを密にとれば、大抵は大丈夫だろう。
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