Tonight 今夜の気分
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2006年12月11日(月) 六カ国協議の再開



「 大国はいつもギャングのようにふるまい、小国は売春婦のように

  ふるまってきた 」

              スタンリー・キューブリック ( アメリカの映画監督 )

The greatest nations have always acted like gangsters and
the small nations like prostitutes.

                                Stanley Kubrick



それでいいとは言わないが、「 ギャングのような小国 」 はもっと厄介だ。

世界中が誠実に紳士協定を結ぶことは、もはや夢物語のように思える。


北朝鮮が六カ国協議に復帰する背景には、日米をはじめとした経済制裁による打撃の大きさがあり、それが一応の成果を挙げた証明に等しい。

問題は、相手の譲歩に対してどのような対応で報いるかという点なのだが、その判断を誤ると、振り出しに戻るか、最悪はそれ以上の後退に繋がる。

ここは強気に、さらなる譲歩を求めるべきで、元の話し合いに応じたからといって、すぐに経済制裁を解除したり、支援に転じるのは得策でない。

アメリカの姿勢をみても、イラクと違って北朝鮮には 「 正面攻撃 」 の対象とするより、金体制が 「 自滅 」 することに期待しているようだ。

当然、まだまだ決着には時間が掛かりそうだし、焦らず、根気良く相手側の自滅による崩壊を待つしか、道はなさそうである。


彼らがミサイル発射や核実験を行い、多少の脅威を示す効果はあったかもしれないが、手の内をさらした ( 軍事力の底が割れた ) のも事実だ。

交渉の結果が、彼らにとって不本意なものとなっても、ただちにそれ以上の脅威をもたらす武力行為に発展する可能性は、極めて少ないだろう。

この時期、少し不安に思うのは、「 日本政府の焦り 」 である。

郵政造反組の復党問題やらがあって、安倍内閣の支持率が低下している現在、人気回復に気がいって、日和見的な結論を出すと失敗しやすい。

世論や野党、マスコミがどのように評価しようとも、鉄の意志をもって毅然とした対応を貫かないと、また解決が遠のく危険もある。


与党の支持が高いと、一党支配だとか、独裁だとか、浄化作用が失われるといった批判も強くなるが、かたや、信念を貫きやすいという利点もある。

小泉内閣の場合、高い支持率を背景に首相が信念を貫き、その一貫性を認めた国民が、また支持に回るという良いパターンが出来ていた。

安倍内閣になってから、次の選挙戦を視野に入れると不安なので造反組を取り込もうとし、それが逆に支持率の低下を招き、立場を危うくしている。

政治でもビジネスでも、周囲の信頼や支持が低い場合は、どうしても周囲のご機嫌を伺いながら進める必要が生じ、一貫性をもって統率し難くなる。

いまさら言っても始まらないが、特に、重大な外交分野での決断を迫られる直前に造反組を復党させたのは、現政権のミスだったように思う。






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