Tonight 今夜の気分
去るものは追わず、来るものは少し選んで …

2004年03月23日(火) 今後の予定


この日記を立ち上げて、二年と一ヶ月が経過した。

今後は、どのようなサイトを目指していくのか、思案中である。


まず、しばらく日記は続けるが、諸事情により、頻度的にみて 「 毎日更新 」 というのは難しくなるので、たぶん二日に一度ぐらいのペースになるだろう。

それと、『 深夜戯話 ( この日記を含むサイトの入り口 ) 』 については終了し、つまり、この日記以外のコンテンツはやめてしまう予定である。

今も、掲示板ぐらいしか更新していないし、それを利用する人自体も少ないので、あまり影響はないだろう。

もし、『 深夜戯話 』 の表紙などをブックマークしている方があれば、接続が出来なくなる前に、対象を日記の頁に変えていただければ幸いである。

ちょっと、個人的な状況に大きな変化が起きる可能性もあり、場合によっては日記の継続すら危うくなるかもしれないが、当面はこれで続けていく。


二年一ヶ月を振り返ると ( 本来なら、キリのよい二周年で振り返るのだろうが、スッカリ忘れていた )、楽しい思い出も多く、続けてきてよかったと思う。

人によっては、「 この日の日記が面白いよ 」 と、過去の日記から選り抜きのものを自薦されるサイトなどもあるが、そういう作業はしないつもりだ。

面倒だし、それに、この日記は 「 エッセイ 」 とか 「 コラム 」 みたいに整理されたものではなく、タイトルが示すとおり 「 その日の気分 」 にすぎない。

だから、ときどき 「 発信 」 という語句を使うが、自分の気持ちをぶちまけているだけなので、「 発散 」 と表したほうが、本当は相応しいのだろう。

最初の一年は、ほぼ毎日、更新を怠っていなかったので、おそらく 600回以上ぐらいは、「 気分 」 を発散させてきたことになるようだ。


書き始めた頃と違ってきたのは、日記を書く速度である。

その日の文字量にもよるが、当初は一日の日記を 30分前後で書き上げていたように記憶している。

滅多にメモなどはとらないが、書く前には 「 下書き 」 を頭に思い浮かべ、それを基にパソコンのキーを叩くことが多かった。

きちんと座り、ちゃんと 「 書くこと 」 に集中をしていたのだ。

それが何時の間にか、下準備もないままに書くようになり、途中でテレビを観たり、何か食べたりしつつ、ダラダラするようになってきた。


そういうわけで、最近は 一時間前後かかることが多く、内容はちっとも向上しない ( むしろ退化しているかも ) のに、作業効率が悪くなっている。

けして飽きてきたわけでもないが、たぶん正直なところ、最初の頃に比べると 「 書きたい 」 という気持ちが、あまり湧いてこなくなったのだろう。

もちろん、よほど書きたくないときは何も書かずに過ごすし、義務的に書いたことなど無いのだが、書きたいときも含め、最近は集中力を欠いている。

日記以外の私生活が、書き始めた頃に比べると複雑化しており、日記を規則的に生活のリズムへ組み込むことが難しくなっているせいもある。

いづれにしても、「 毎日、決まって行うこと 」 に時間をとられるのは、それが本来は楽しいことのはずなのに、負担に変わる危険もあり、改善したい。


どちらも 「 クダラナイ内容 」 には変わりないが、日によって、ちょっと深刻な社会問題に触れてみたり、昔話や、下ネタまがいの話も書いている。

堅い話を書いたり、少し攻撃的な語句を並べると、なんだか真剣に書いているような、気合が入っているような印象を与えているかもしれない。

実際は、あまり気乗りしなくて、「 今日は書こうか、どうしようか 」 というときほど、お堅い文章に終始していることが多い。

私の中では 「 ネタに困ったら、時事問題 」 というスタイルが定着していて、お堅い話ほど、横になって鼻毛抜きつつ、適当に書いていたりする。

もちろん、そこで書いている内容は、嘘の気持ちでも、社交辞令でもなくて、それは紛れも無い本心なのだが、あまり頭脳も労力も使ってはいない。


いちばん真剣に書いているのは、むしろ下ネタや、笑える話である。

他人を笑わせるために労苦を惜しまないのは、大阪人という生き物の習性であり、そういうときほど襟を正して、机に向かっていたりするのだ。

ちなみに、素人の面白さと、漫才師など 「 プロ 」 の面白さは異質である。

プロは、フィクションや芸で他人を楽しませるものだが、素人の面白さというのは、無意識な日常の風景や、存在そのものにある。

すなわち、素人が意図的に 「 面白がらせよう 」 とするのは、意外と難しい作業で、政治や経済の解説なんぞに比べれば、ずっと頭を使うのである。


面白いという感覚にも個人差があるし、様々な面白さのタイプがある。

他人を皮肉ったり、中傷することで生まれる笑いや、人の失敗を嘲笑するのも笑いの一部で、よくないと思っていても、思わず笑ってしまったりする。

それが極端に差別的だったりすると、傷つけられた立場でなくとも嫌な気分になるので、毒のある笑いは 「 さじ加減 」 というものが難しい。

強引に面白い話をしようとすると、素人はどうしても 「 毒 」 に走りがちなものだが、それは読者層を狭くするし、失敗すると敵に回しかねない。

そんなわけで、なるべく穏やかに、日常の面白いと感じたトピックスや、意見などを、これからは文字にしていければいいなと思ったりしている。






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