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2006年01月25日(水) ■ |
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魔法の拍子木 |
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会社の帰り 小さな通りから拍子木を叩く音 「火の用心」だろうか
そういえば、小学生のころ 冬の夜、寝始めて、うとうとしかけてる頃 家の前を数人で拍子木を鳴らしながら歩く、自治体か子ども会がいたっけ 「火の用心。マッチ一本火事の元」って
小学校1年のとき 自分の部屋ができて、一人で寝ることが始まった どうも怖がりで、闇がすごく怖くて 豆電球必須だった 毎回同じ怖い夢(線と線が不気味に笑いながらクロスする:説明しにくい) や 静まり返った部屋にこそこそした人の話し声の幻聴とか 高学年くらいになってからは夜怖いと思う事はなくなったと思うけど (阪神大震災の時を除く) 当時はそんなんだった
そんな怖い夜に 遠くから拍子木を叩く音と防災を呼びかける声が徐々に大きくなり、 家の前を通るときには足音も聞こえ そして、徐々に遠ざかっていく 最後の最後聞こえなくなるまで耳を尖らせて聞いていた というのも、なんか妙にそれが心を安心させてくれたというか 別に火事がどうとこは関係ないんだけど なんか、その一行がいるときは、その闇の怖さから 一時的に離脱出来た だからこそ、最後の最後までその音を追っていたんだと思う
高学年になると、怖いこともなくなり、豆電球も消して 寝るようになった ちょうど、その頃から 拍子木の音も聞こえなくなるようになった ほんとにそれ自体がなくなったのか、遅い時間に寝るようになったからか それとも、それを聞かなくても大丈夫な心を得て、その音を追わなくなったからか どれか、わからないけど 今日、拍子木を聞いて、なんか心が安心したのは確かだ
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