白痴日記
白痴



 温もり

それは
其処にあるべき温もりで
性的な匂いなど微かにあるだけで
あたしは安心して目をつむる.

夢に疲れたら目を開ける.
そしたら温もりの主が笑った.

こんな生活
長く続けば,あたしは普通でいられるかもしれない.
なんて,
自分勝手なことを考えたりして.

あたしはあたしに帰っていくことを
いつから知ってしまったのだろう.

2002年09月08日(日)
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