部長motoいっぺい
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2005年02月04日(金) 大王崎大滝真珠

遠い遠い昔の話。

学生の頃、僕は友人と連れ立って三重県志摩の大王崎までドライブに行った。当時、彼女と付き合い出してまだ間もない頃で、僕は彼女へのお土産に、灯台近くの真珠店でアクセサリを買った。

小さな真珠店の名前は、大王崎大滝真珠。

店のおばあちゃんはアクセサリの入った箱を、包装紙で包みながら言った。

「この包み紙は縁起が良いのよ。この包み紙のお陰で幸せになったっていう人からのお礼状が、毎年届くのよ」

店の壁には、確かにいくつかのお礼状が貼ってあった。

「包み紙を折りたたんで、お財布なんかに入れておくと良いわよ」


それ以来、僕のお財布の中には常に、小さく折りたたまれた「大王崎大滝真珠」の包装紙が入っている。

その後、その彼女と結婚し、二人の元気な子供を授かり、そして自分が切望していた海外勤務を経験。確かに、包装紙のご利益はあるのかもしれない。

インターネットで大滝真珠を検索したのだが、うまくヒットしない。今も同じ場所で、店を開いているのだろうか。機会があれば、訪ねてみたい。


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