部長motoいっぺい
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2004年05月07日(金) クーリエのトラブル

数日前のこと。

駐在1号が、東京の本部に対して、クーリエ(FedEx, UPSなどの総称)を送るよう、アシスタントのAに依頼した。クーリエを送るのは、ごく日常の業務であり、Aはいつものように手続きを済ませ、トラッキング番号を駐在1号に伝えた。

数日後、「そろそろ着いたかな」と思い、駐在1号がインターネット経由で、荷物のステータスを確認したところ、ステータスが一切アップデートされていなかった。通常であれば、荷物受付の時刻、集配場の到着・出発時刻や、最終受け取り時刻などが、タイムリーに更新されるのだが、それらの情報が更新されていない。

そこで駐在1号は、アシスタントAに、クーリエ業者に電話をかけて、状況を確認するよう依頼をした。

Aがすぐに電話をかけて確認したところ、電話に出たオペレーターは、「日本は今、ゴールデン・ウィークだから、ステータスが更新されていないのではないか。心配ならば、荷物が届いたかどうか、先方に電話をして確認してみてはどうか」と言ったという。

Aがその内容をそのまま駐在1号に伝えたところ、「先方に確認することはもちろん出来るけれども、その前にクーリエ業者にステータスを確認させるべきだ。何のためにトラッキング番号があると思う?」と、日本人からすると、至極まっとうなことを答えて、Aにもう一度調査をするよう指示をした。

再度、Aが電話をかけて確認したところ、驚愕の事実が発覚した。それはなんと、

荷物が集荷されていなかった!

僕たちの駐在室が入っている会社は、比較的大きな会社なので、宅配物は帳票を記入の上、所定の場所に置いておくきまりになっている。クーリエ業者は、そこから荷物を集荷することになっているのだが、どうやら数日前からいつもの運転手ではなく、代理の運転手が荷物を集配していたらしく、その場所からの集荷が数日間全く行われていなかったらしい。

ここで僕が最も腹立たしかったのは、集荷をしなかった運転手に対してではなく、適当な言い訳をして調査をしなかった、最初のオペレーターに対してだ。

うちのアシスタントAにも、多少そういうところがあるが、アメリカ人はとかく「適当な仮説」をたてて、その場をしのごうとする性質を持ち合わせていることが多い。そして、その仮説が外れていたとしても、「あら、そう?」ぐらいで、全く悪びれない。

どうにかならんものかね、この国民性。


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