部長motoいっぺい
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2004年02月13日(金) |
ステレオタイプに基づくグループ分け |
昨日の日記で、日本語補習学校の父母について、「バックグラウンドが大きく異なる・・・」と書いたのだが、具体的にどういうグループに大別できるかについて考えてみた。
まず大別できるのは、
A)将来日本に帰国する予定がある。 B)将来的にも米国に住み続ける。
Aに属する人の多くは、僕たちのような日系企業の駐在家族であり、子供の教育については、「帰国した時に子供たちが困らないように」という考え方をもつ人が多い。
Bに属する人たちの、日本語補習学校に対するニーズは、人により大きく異なるのだが、「日本と同等レベルの教育」を求める人と、「日本語は覚えて欲しいが、帰国を前提とした子供たちのレベルまでは求めない」という考え方に大別できるであろう。
PTAなどの場で困るのは、人によって学校に対するニーズが全く違うことを考えずに、自分が学校に対して持つニーズのみが「正しい」ニーズであるような発言をする人がいる場合だ。
また、各グループに対するステレオタイプな偏見を持つ人も困りものだ。
よくあるステレオタイプな偏見としては、
Aグループに対しては、「日本人で固まる。アメリカ人と交流がない。」 Bグループに対しては、「妙にアメリカ人化している。ズケズケと物を言う。」
というものがある。
Bグループについては、両親とも日本人か、それとも片親だけが日本人かに細分され、更には片親がアメリカ人の場合、米軍関係者か否かなんていうグループ分けもあり、それぞれのグループに対する偏見もあるようだ。
まあ、「傾向」や「確率論」としてグループ化をすることは否定しないが、結局は「人によって考え方が異なる」というところを考えないと、まっとうな議論にはならないと思うのだが。
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