部長motoいっぺい DiaryINDEX|past|will
本日の日記は、エンピツ日記仲間の中で、唯一お会いしたことのあるしばこあ夫妻からから飛んできた、しりとりリレーコラム(※くわしくは→こちら)の企画に基づいて書いております。 「くるみ割り人形」という言葉の英訳をご存知だろうか。 「ナッツクラッカー」と、すぐに思い浮かんだ方は、さすが。思い浮かばなかった方も、「ああ、なるほど」と思っていただけるかと思う。 しかし、残念ながらこれは正解ではない。 正解は「Nutcracker」。すなわち、カタカナ英語で表現するところの、「ナットクラッカー」である。 確かにくるみ割り人形は、くるみを一つずつ割るため、複数形の「Nuts=ナッツ」ではなく、単数形の「Nut=ナット」を当てるのが、英文法的にも正しいと言える。 これを気づかせてくれたのは、他ならぬわが娘。どうやら学校でくるみ割り人形のことを聞いてきたらしく、しきりに「ナットクラッカー、ナットクラッカー」と言っていたので、「ああ、ナッツクラッカーのことね」と聞いていたのだが、程なくして、僕のほうが間違っていることに気がついたのだ。 この手の「子供に教えられた英語」は、これまでにもいくつもある。 一番思い出に残っているのは、「Oh, My God=オー・マイ・ガッド」ではなく、「Oh, My Gosh=オー・マイ・ガッシュ」という方が、一般的だと言うこと。 これは、渡米後間もない頃で、まだ子供たちが英語をほとんど話せない時期に、彼らが聞き取ってきた言葉の一つである。僕は、「子供たちが聞き間違ってきたんだろう」と思い、「ガッシュではなく、ガッドだよ!」と教えた覚えがある。当時の僕は「Oh, My Gosh!」なんて英語があるとは、つゆほども思わず、堂々と子供たちの「生きた正しい英語」を訂正していたのだ。 数日後、駐在室アシスタントのAに、「『Oh, My Gosh!』の方が、ごく普通に使うわよ」と教えられたときの、僕の衝撃は、とても大きかったことを覚えている。 この一件があってからは、英語に関しては子供たちのことを、頭から否定することは、少なくなった(と思う)。 「くるみ割り人形」の続きということで、次は「う」から始まるお題になります。エンピツ仲間である「いれぎゅりゃ!」の 期待してまっせ!>「りゃ」のお三方!
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