部長motoいっぺい
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皆さん、ご覧になりました?ヤンキース対レッドソックス戦。
さすがメジャーリーグという熱戦でした。 試合が終わった今も感動覚めやらず、本日の日記は予定を変更して、球史に残る一戦の模様をお送りいたします。
何しろ面白いのは、ヤンキースの相手がレッドソックスだったこと。日本で言えば巨人阪神(漫才師じゃなく)という間柄の、長年のライバル同士。
古い歴史の中には、714本のホームラン記録を持つベーブルースが、レッドソックスからヤンキースにトレードされたことがあったり(以降、今日に至るまでレッドソックスはワールドシリーズを制覇しておらず、バンビーノの呪いと言われている)、比較的最近では、ヤンキースの大エース、クレメンス投手がレッドソックスから移籍した後、レッドソックスファンから大ブーイングを受けるなど、因縁が多数あるチーム同士の戦いである。
そこへ来て、先日第3戦の危険球騒動。
レッドソックスのエース、マルチネス投手が投げた危険球に対して、ヤンキースのエース、クレメンス投手が報復球を投げた(個人的にはそれほどの危険球とは思わなかったが)ことに端を発した乱闘騒ぎがあり、最終第7戦の本日は、再び同じ投手同士の投げあい。
序盤にクレメンス投手は、レッドソックス打線につかまり、4点を失いノックアウト。ヤンキース打線も、ジアンビ選手の2本のホームランで詰め寄るが、8回表に再びソロホームランにより5対2。
もはやここまで、と諦めムードが漂いはじめるかに見えた8回裏、松井選手の2塁打などの集中打で一気に同点。マルチネス投手をマウンドから引き摺り下ろす。(結果的には、マルチネス投手を続投させた監督の采配ミスのように見えた)
9回からは、ヤンキースは押さえの切り札リベラ投手が力投し、レッドソックス打線を封じ込める。レギュラーシーズンには、1イニングしか投げないリベラ投手も、今日だけは特別に3イニングにわたって投げる。
延長10回からレッドソックスは、「揺れる魔球」ナックルボールを投げるウェイクフィールド投手が、急遽抑えとして登場。以前の先発の時には、ヤンキース打線を完全に封じ込めた投手で、松井・ジアンビなどを凡打に打ち取る。
が、ヤンキースは11回の裏、兄であるマリナーズのブレッド・ブーン選手が放送席で見守る中、途中出場のアーロン・ブーン選手が、ウェイクフィールド投手のナックルボールを見事に捕らえ、劇的なサヨナラホームランで、アメリカンリーグチャンピオンの座を射止める。
どっちを応援していたとか全然関係なく、さすがメジャーと思わせるすばらしいゲームだった。
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