部長motoいっぺい
DiaryINDEXpastwill


2003年09月27日(土) アメリカ国内出張報告(後編)

出張最終日。

午前中は、取引先企業の工場を見学。
僕がこれまで見た工場と違ったのは、ジーンズにTシャツ姿の現場の作業者レベルが、品質向上に関する取り組みを説明したこと。これはアメリカでは実に珍しい光景と言っていいと思う。

「これまではただ単に言われたことをやっていただけだけど、今はなぜそのようにしなければならないか、きちんと説明を受けているので、品質もモラルも上がった」
と、誇らしげに言っていたのに、とても好感を持った。


工場見学を終え、帰りの飛行機に乗るために空港に行き、お土産を買うためにレジに並んでいたところ、僕の前にいたインド人らしき女性が、声を発するぬいぐるみを買っていた。
その声がおかしな声だったので、その女性と、友人らしき東洋人の女性が笑っていた。僕は、

「それって、セキュリティーゲート通るの?(笑)」
と軽口を叩いたところ、そのインド人女性が笑いながら「そうだと良いんだけど」答えてくれた。

飛行機に乗り込んだところ、偶然にもその二人連れと席が隣り合わせになる。

僕は東洋人の女性が、日本人か中国人のどちらかだと思い(上手な英語だったが、若干アジア訛りがあった)、国籍を尋ねてみたところ、なんと日本人だと言う。

彼女の話では、日本で理系の大学院を卒業したあと、日本の製薬会社に5年ほど勤務し、その後カナダとアメリカに1年間語学留学し、そのままアメリカの製薬会社に入ったのだと言う。

つくづく、近頃の日本人は、男性よりも女性のほうが思い切りがいいなぁと思い、はて、20年後に我が娘はどうしているのだろう?という思いが、脳裏をよぎった。


DiaryINDEXpastwillMAIL

My追加