部長motoいっぺい
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2003年06月13日(金) High Schoolの選び方

今年4月に赴任した駐在1号には、日本の学年で、今年の4月に高校3年生になった娘さんと、中学2年生になった息子さんがいる。(日本には大学生のお嬢さんもいる)

二人とも、とりあえず公立のHigh SchoolとMiddle Schoolに通っているのだが、娘さんの方に、今度の9月から私立のHigh Schoolに転校するという話が持ち上がったのだそうだ。

表向きの理由は、「今のHigh Schoolはマンモス校すぎて、ひとりひとりよく見てもらえない」というものだったようだが、どうやら本当の理由は、こちらに来てから仲良くなった日本人の女の子(留学生)が通っているから、というものらしい。

駐在1号自身は、そういう理由で学校を変わることにあまり積極的ではなかったらしいのだが、「こじんまりとした私立のHigh Schoolで、かつ生徒のドレスコードがきまっているしっかりした学校」というところに、駐在1号夫人も惹かれていたようだ。

ところが、最後の最後になってやはり現在の公立High Schoolに残ることに決めたのだそうだ。

その理由は

・日本の高校で取得した単位の取り扱いの違いがあり、私立にいくとHigh Schoolの卒業が一年延びてしまう
・ESL(English as a Second Language)のクラスがない(補習のみあり)
・私立の学校は、やはり学費が高い

というものなのだが、どうやら駐在1号にとって一番の気がかりだったのは、「日本人留学生の友達とベッタリと付き合ってしまうと、お互いのためにならないのではないか」ということだったようだ。

特にそのお友達に問題があるとか、つきあってもらっては困るといったことではないようだが、やはり「英語を学ぶ体勢」になってもらいたいというのが、親としての希望なのだろう。

駐在1号はそれに加えて、「お金を出して留学させて、日本人とばかり付き合っていると知ると、先方の親御さんもきっと残念に思うだろう」と、その留学生の両親の気持ちも気にされていた。

もちろん僕は、その留学生の子のことも、その私立High Schoolのことも知らないが、駐在1号は「ベターな選択」をしたのではないかと、なんとなく感じている。



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