部長motoいっぺい
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2003年05月08日(木) |
ランドセル物語(前編) |
子供というものは、モノに執着する時期が繰り返し巡って来ると思う。 それは特定のモノに対してであったり、キャラクターに対してであったりするのだろうが、先日ウチの息子は「ランドセル」に、えらくご執心であった。
「○○くんは、どうしてランドセルを持っているの?」 とか、
「日本に帰ったら、おじいちゃんがランドセルを買ってくれるんだよね」 とか。
もちろん、この手の「質問」をするときは、「今」買って欲しいと思っている時なのだが、もちろんアメリカでランドセルを息子に買い与えるつもりは全くない。(っていうか、どこで売ってるのか知らない)
息子のランドセル熱が一番盛り上がっていた頃、実家のオフクロと電話をする用事があり、用事が済んだ後息子に電話をかわった。すると息子は、
「夏休みにアメリカに来るときに、ランドセル買って来て〜♪」 と、親の了承も得ないまま、おばあちゃんにおねだりをしていた。
僕は半分あきれながら、 「ダメだよ〜」 と軽く注意したのだが、嫁は大きな声で 「ダメーッ!」 と息子をきつく叱った。
オフクロも、僕たちが「ランドセルをおねだりしてはいけない」と息子に言っているのがわかったので、「日本に帰ってきたら買ってあげるね」と息子に約束していた。
息子はランドセルを(すぐには)買ってもらえないことと、お母さんにきつく叱られたことがショックで、その後電話に出たお爺ちゃんと、ろくに話もしなかったので、再度嫁が大噴火した。
「おじいちゃんと、おばあちゃんは、遠くに住んでいるあなたの元気な声を聞きたいのに、欲しいものを買ってもらえないからといって、きちんとお話ししなかったりするのは、とてもいけないことなのよ!」 と。
その後すぐ、息子はおばあちゃんに「ごめんなさい」と、泣きながら電話をした。
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