部長motoいっぺい
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2003年01月21日(火) 言葉の教育って難しい

息子は今、現地校の1st Gradeである。
毎日、「英語の」文章を読むことが宿題として課されており、彼のレベルに見合った冊子を持って帰ってくる。

最初のうちは、本当に簡単な内容の冊子だったのだが、徐々にレベルがアップしてきて、最近では辞書を引かないと意味がわからない単語も含まれるようになってきた。

息子のほうも、少しずつではあるが語彙も増えてきて、簡単な文章であれば僕達のヘルプなしでも、文章を読めるようになってきた。
読めるようにはなってきたのだが、次に問題となってくるのが、文章の読解である。

最初は、英語を発音することで精一杯だったのだが、次のステップとしては、文章の意味を理解する必要がある。
もちろん、英語文を僕達が日本語訳して教えてあげることはできるのだが、果たしてそれが適切な教育方法なのかどうか、正直言ってわからない。

どういう意味でわからないかというと、例えば次の文。

The teacher was clearly unhappy.

日本語訳すると、

先生は明らかに不満そうだった。

となるのだろうが、ここに二つ問題がある。

一つは、「明らかに」という日本語表現を、息子が知らないということである。
Clearly (またはClear)は知っているかもしれないのにである。

二つ目は、「Unhappy」という英語表現を「不満そう」と意訳していることにある。
「Unhappy」はあくまで「Happyではない」という意味であり、「不満そう」と訳すのは時と場合による。


ということは、先の文章を息子に教えるにあたっては、

先生はClearlyにhappyではなかった

と教えるのが、文章の意味を捉えるという観点だけからすると、良いのかもしれないと思うのだ。
もちろん、こんなへんてこな日本語はないし、息子には「明らかに」という日本語表現も覚えてもらわねばならないのだが、どうするのがよいのか、未だに結論が出ていない。



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