部長motoいっぺい
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2002年10月26日(土) |
フリーウェイ・デビュー |
ウチの嫁は、日本にいる時は「路線限定」運転免許保有者として車を運転していた。
ここで言う「路線限定」とは、自宅を起点として、最寄の私鉄駅・JR駅、あるいはイトーヨーカドーといった目的にあわせた路線である。
日本にいたときの彼女の行動範囲は、基本的にはママチャリで賄える範囲だったのだが、子どもの成長にともない車で行かなければならない場所が増えるたびに、教官(=僕)とともに実地練習および検査の末、都度「路線」を拡大してきた。
そもそも彼女は車の運転が好きではない。っていうか嫌いだ。
しかし、ここアメリカではそんなことを言っている場合ではなく、生活の一部として車の運転が必要となる。 もちろん「路線限定」などという悠長なことは言ってられず、「行かなければならないところに、地図を見ながら自分で行く」という、日本にいたときの彼女としては信じられないほどの進歩をこの一年間で遂げた。
そんな彼女が、まだ経験したことがなかったのが、そう、
フリーウェイ
いわゆる高速道路での運転である。
しかしやはりその日はやってきた。
「いつかはフリーウェイを運転しなくてはならない」という覚悟がそろそろできていたところに、駐在3号の奥さんが運転免許を取得し(日本で運転免許をもっていなかったが、こちらで取得した)、かつ早々とフリーウェイデビューを果たしたのが、彼女の背中を押した。
また、娘のプリスクールのフィールド・トリップが迫っており、フリーウェイを使わないと、かなり時間がかかる場所であったため、先日練習ではあるが、フリーウェイデビューを果たすことになった。
結果としては、意外にも(嫁に失礼?)スムーズな運転で、きちんと車線の真ん中を走ると言う、意外と難しい基本をきちんとこなしていた。やはり短い距離ではあるものの、この一年間毎日のように運転したのが、彼女の運転をレベルアップさせていたようだ。
課題はカーブを曲がる時に、ハンドル調整が大きすぎてよろけてしまうことであるが、これも経験を積むにしたがい、早晩解消されるレベルのものだと感じた。
これでまた一つ、彼女の行動半径が広がるに違いない。
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