部長motoいっぺい
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2002年06月02日(日) ミス・アンジェラ伝説(その4)

この前の月曜日のこと。

息子が学校からお知らせを持って帰ってきた。


「本当は金曜日にはこのお知らせをお渡ししなければならなかったんですけど・・・」

という書き出しで始まるお知らせだった。
中身を読んでみると・・・

明日(火曜日)の夜6時30分から、子供達をあつめてハイスクールで歌を歌うという。
僕も嫁も知らなかったが、どうやら息子のクラスには、ハイスクールでTeaching Academy(教師になるためのトレーニング)を受講しているミス・ジェンという高校生がいわゆる教育実習生として来ていたらしく、その彼女の卒業発表会で彼らが実習の成果を見せるために歌を歌うということらしい。

まあ、金曜日にお知らせをもらって帰ってきたところで、急なお知らせであることには違いないのだが(笑)、さほど遠いところにあるハイスクールでもないので、夕方に家族全員で出かけることにした。

6時15分ごろにハイスクールについた時にはほとんど誰もいなかったのだが、始まるぎりぎりになってクラスの半分くらいの生徒が集まった。

ミス・アンジェラも5分ぐらい前にラジカセ(カラオケ演奏用)を持って登場した。

つくや否や、

「Teaching Academyのメンバーが見当たらないわね・・・。このハイスクールは大きいから、どこかで集まっているに違いないわ」

といい、やおら場所を探し始めた。




「ヲイヲイ、集合場所くらい決めとけや」

と、以前の僕なら思ったものであろうが、既にミス・アンジェラに対して「段取り」というものを求めてはいけないことを学習済みであったため、とくにフラストレーションをためることなく待つことができた。


ところが、いくら探してもミス・ジェンのいるところは見当たらない。
さすがのミス・アンジェラも焦り始めた。


「ここでやってるのは間違いないんだけど・・」
といい、再度探しに行った。

子供達はその間、築山のようなところを一緒になって駆け回り、とても楽しそうだった。
↑思わずビデオに撮っちゃいました。



しばらくして、ミス・アンジェラが帰ってきて、保護者を呼び集めた。




















「すいません、時間間違ってました・・・」





















「ハァ・・・?」























「もう、終わっちゃったみたいです・・・」












さすがのミス・アンジェラも、前の日に連絡して急遽集まってもらった子供達に、歌を歌ってもらうことができなくなったことを、申し訳なく思っているようだった。
↑そりゃ、そうだろうよ。


しかし、そこでくじける彼女ではない。



















「せっかく集まったんだから、お父さんお母さんの前で歌ってから帰ろう!」

というわけで、夕焼けのハイスクール前庭で、子供達はカラオケなしで歌を歌ってから帰りましたとさ。


その時に僕が感じたこと。





















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