部長motoいっぺい
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2002年02月21日(木) |
駐在発令!(嫁の反応) |
内々示を受けた日いつもより早く家路に着いたが、子供たちは既に寝ていた。 嫁は子供を寝かしつけた後、そのまま二階の寝室にいたため、僕は二階に行ってこう切り出した。
「ちょっと大切な話があるんだけど」
僕からこういった形で話を切り出すときは、結構重要なことだと知っている嫁は、
「え、なになに? ちょっと待って」
といって、心の整理をしているようだった。
僕はそのままズバリ
「今日、海外赴任の内々示があったんだよ」
と嫁に伝えた。
「えーーーー!(悲鳴&絶句)」
しばらく間があった後、
「で、どこに行くの?」
と聞かれたので、
「まだ聞いていない」
と僕は答えた。
事実、どこに赴任するかはこの時点では聞いていない。 ただ、「駐在の話」ということは聞いていたので、私の業務内容かつ「駐在」という役職からすると米国のとある都市であろうことは、うすうす感づいていた。
「私、東南アジアや中国だったら、真剣に行かないかもしれない」 (そちらの方面の方ごめんなさい)
「まあ、多分アメリカだよ」
と僕は言うしかなかった。事実結局アメリカに赴任することになった。
「私の人生設計の中には、海外で生活することは入っていないんだけど・・」
と嫁が言うので、
「前から希望してるって言ってたでしょ」
と返したところ、
「言ってるだけだと思ってた」
と失礼なことを彼女は言ってのけた。
「子供には、正式に内示があった段階で話そうかと思う」
と僕は続けた。 というのもその2日後には、幼稚園年長組にいた長男がずっと楽しみにしていた「お泊り保育」が予定されていたからだ。 幼稚園年少・年中の二年間を経て初めて親元を離れて一泊する、幼稚園児にとっての一大イベントである。 楽しみにしているイベントの前に、彼に転勤の話を伝えるのはちょっと酷なような気がしていた。
そして、この時点では僕も内示がそんなに早く出るものとは知る由もなかった。
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