少し弱音を吐かせて下さい。
ひとりでいる時間が今は辛い。
相方は朝早くに出社し、夜遅くに帰ってくることが多いです。
昼間はともかく、私は夜遅くまでひとりでいることがほとんどです。
まぁ職場結婚だったので、相方の仕事はわかっていたし、いつものことだと割り切ってはいるのですが。
自分が妊婦であること、このたびの地震の影響でかなり不安になっているようです。
私の住んでいる場所はかなり揺れたものの、家も道路も無事、生活への支障はまだ小さいものでした。
でも近所の川沿いから数キロ離れた隣市の一部は、道路が液状化の上、水道管も損傷していて未だ断水状態とのこと。
たった数キロの違いでこんなにも差が出たこと、家にいられず避難している人もいるとの情報に心中は複雑です。
助かったけど、素直に喜べないというか。これでいいのかなというか。
そのくせ、自分の身にもしかしたら……と思ったら怖いという。
人前では気を張ってるけど、お腹の子や相方には大丈夫だからね、と言っているけど。
本当は一人でいる時間が怖いです。
その証拠に私は必要以上にテレビやネットを巡り、外では人とのつながりを求めてた気がします。
今日まで近所の人や友達、ネットで知り合った人たちの無事を知ることで自分を落ち着けていたのかもしれません。
特に幼なじみからの「電話もメールも繋がらなくて心配した」の言葉が心に染みました。彼女は故郷にいたのですがどんなに救われたことか。
ウチの実家は外房で、震災時、母は海辺のすぐ近くにある建物にいたそうです。津波の被害には逢わなかったものの、もし襲ってたとしたら……想像するだけでも恐ろしいです。
父は職業柄ゆえ不安定な所や高い場所にいる可能性大(震災時は一階にいて無事だったそうですが)いつもなら何かと電話かけてくるのに、地震以降声を全く聞いてないのが逆に不安です。
兄や義姉は地方公務員のため緊急時は役所に詰めなければなりません。防災無線を担当することもあるので自分達の事はどうしても後回しになってしまいます。解放されたのは深夜すぎでした。
甥っこは初めての震災にかなり怯えていて、夜はなかなか寝付けなかったそうです。
母からそれぞれの無事を知らされ一度は安堵したのですが、それでも心が晴れないのは私がその場に一緒にいられなかったからなのかもしれません。
本当は震災の翌日からウチの実家に行く予定だったのです。これから遠出できないから今のうちにって思ったんだけど。このぶんだと延期だねって、メールや電話で親と話して納得してたんたけど、本当は自分が思ってた以上にショック受けてたのかも。
今日ありあわせで作った夕飯食べながらFM聞いてて。AIの「ストーリー」とかアンジェラアキの「ふるさと」聞いてたら泣けてきました。
そして今、この文面を打ちながらゆずの「雨と泪」をラジオ聞いてまたうるっときてます。
こんなにも故郷が恋しくていとおしいと感じたのは初めてです。
きっとこういうことがなかったら気付かなかった気持ち。
音楽は偉大だね。