春の改編に向け、テレビ番組が続々と最終回を迎えています。
昨日見ていたTBSアニメ「妖奇士(あやかしあやし)」もそのひとつ。
いつもはHDDで録画したのを見ているのですが。
この日はリアルタイムでご観覧。
がっ!
せっかくの最終回が、ことごとく台無しになるような事態が起きてしまいました。
(その前に、妖奇士を知らない人へ簡単に説明)
時は江戸天保時代。江戸の町を襲う妖夷(ようい=妖怪みたいなもの)を主人公が仲間とともに退治する、といった話です。
主人公は人間や妖夷についた名前の意を引き出す力を持っています。
そして最終回で、妖夷の正体が「神の鎧」だと知った主人公たち。
妖夷を使って将軍家を滅ぼそうとする西の者(天皇の末裔)たちと戦うことになります。
……問題は西の者の一人が自分の仲間を妖夷に変えてしまう場面でした。
彼らが二等身ゴーレム(ぬりかべっぽい感じ?)になっていくのにもかかわらず、顔は人間のまま切り取ったように残っているから。
何か間抜けで。変で。
「着ぐるみ?」
ぼそっと言ってしまった一言。
これが相方に最大のダメージを与えてしまうことに。
相:「台無しだ、せっかくの最終回がぁ……」
和:「だって。そう見えちゃったんだもん」
しばし我が家で繰り広げられる笑い。
しかし、番組はそんな私達にかまわず進んでいきます。
そして。
「私の(名前の中の)妖神(あやがみ=武器のようなもの)を出してくれ!」
と、上司の言葉に応える主人公。
引き出したものはメリケンサック(拳に引っかける金属)のようなものだったんですが。
何せ、最終回にして初めて見た武器でして。
そのとげとげ感が、ごつすぎる大きさが、何か……
和:「ごめん、あのさぁ……」
相:「何?」
和:「コレ言っちゃったらまた台無しになるんだけど」
相:「(笑いながら)何?言ってみ?」
和:「あの武器って……」
相:(うずうず)
和:「猫の手?」
相:「ぶほっ!」(撃沈)
相方、立ち直れなくなりました。
そして猫パンチで番組実況中継(ナレーション=猫ひろし風)を始めたものだから。
自分で言っておきながら私も笑い転げ。
気が付いたら戦いの決着がすでについていて。
感動のラストシーンはどこへやら。
我が家の中では笑いだけが印象に残った話になってしまいました。