笑う角に光りあれ...オレステス・デストラーデ

 

 

報われないことは多々あるけどね - 2006年11月21日(火)

卒論の中間発表、イーストでDJ、最後の学祭、と先週はあまりにも忙しく、開放感を越えて恍惚状態だったのだが、週が明けてまた早くも閉塞感に苛まされている。
駄目人間ぶりに拍車かかりまくり!


新宿のALLMANが閉店、というニュースは久々にリアリティのある危機感を与えた。
東京でこれなら、地方はもっとキツイに違いない。
良くも悪くも、一つの文化が消え始めている。


その原因は何か、って考えてみると、それはさまざまなものの均質化、低価格化なんじゃないのかなぁなんて。
テクノロジーが発達して、「誰でも」「簡単に」「それなりのクオリティで」「安く」作ることが可能になったわけだけど、そういったことで得られた(得られると思っていた)はずの恩恵が、実はそんなに得られていなかった、ということを表しているのではないかと思ったりする。




今までシームレスだとかボーダレスだとかノーマライゼーションなんて言う言葉でテクノロジーの発達が美しく語られてきたわけだけど、その中で繋がってきた(繋がっていると思い込んできた)ものとは何なのか、もう一回見直さないとこの先はないんじゃないか。


自分の中には、昔のバンドやシーンがもっていたDIY思想とか、連帯とか、そういったものに対する憧れが強くある。
だから、それを現在のインターネット社会でも、何らかの形で見出すことができるんじゃないか、って思っていたわけだけど、この筐体から繋がっている世界はやっぱりそれとは違う。
これは、はっきりしている。


しかし、違うからこそのあり方を探さなければ。
ただ過去を懐かしむだけじゃなく、自分たちなりの繋がりを作っていかなければ、ほんとに何もなくなる。


-



 

 

 

 

ふりだしへ
ありしの君へ  未だ見ぬ君へ

 Home