笑う角に光りあれ...オレステス・デストラーデ

 

 

台風一過 - 2002年10月01日(火)

絹のような帯状の雨と、ヘッドバンキングを繰り返す我が家の梅ノ木。
戦後最大の台風は、掻き回すだけ掻き回して、
どこかに行ってしまった。
ちょうど外のざわめきが小さくなってきた頃、
いつもの夜のように、虫の鳴き声が聞こえてきた。
彼らは、ひょっとしたらあの豪風豪雨の中で、
押し黙っていたのかもしれない。
でも、僕はこう思う。
彼らは、あの中で鳴いていたんだと。
誰にも聞こえない、誰も聞いていない、
ひょっとしたら自分すらも何をやっているのか分からない状況の中で、
ただひたすら鳴いていたのかもしれないと。
明日は晴れだ。
きっと凄い空が待っている。
カメラを持っていかなければ。



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