平素に在り

2009年03月01日(日) 寛解

10年に渡る「双極性障害」との付き合いで
あるが、ここ半年で今までになく状況が良い。
「治った」と思われるほどに快調である。

産業医からも4月から、通常の総合職同様の
勤務へ戻す旨を告げられた。

ここまで、この不景気にもかかわらず、
クビにせずに見守ってくれた会社、
上司・同僚・後輩、そして妻をはじめとする
家族に感謝でいっぱいである。

最近は、読書量がまた少し増えてきている。
主に仏教関係・読み直し関係等であるが、
図書館で予約待ちでようやく手元に回ってきたのが
中谷巌氏の「資本主義はなぜ自壊したのか」。

彼にとっては、翻意であり懺悔でもあるとのことだが
(まだ読んでいる途中であるが)、説得力のある
とともに、入社したころと変わってしまった、
会社や世の中の「雰囲気」について違和感を感じて
いたわたくしにとっては、膝を打つような思いで読んでます。

さて、再び自分の病気について。
闘病の困難さは、筆舌を絶するものでありながら
「躁」を主体としているため、エピソードは陽性なものであった。
が、破滅寸前であったことは間違いない。
本当に自分は、恵まれていた。経済的・社会的・環境的に
どれかが欠けていたら、二度と立ち直れない状況に陥っていた
だろう。

ひそかに、闘病記などを記しておこうかとも思う今日この頃である。


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こうたろう [MAIL]

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