鎌倉は、お寺巡りや海水浴も良いが シーズンによっては観光客が多すぎて 辟易するときもある。
それでも、地元の人だけが知っている 密かな絶景ポイントなどがあり、 そこをブラブラと歩くのもいい気分だ。
特に鎌倉山は、雷亭(おそば)・ローストビーフ鎌倉山 ・山椒洞などの趣のある食事処(値段は超高い)があったり なんといっても材木座海岸・江ノ島・富士山が一望できて 格好のお散歩スポット。
が、が、先日、子供のころから慣れ親しんだ鎌倉山 の小径をあるいていると、絶景ポイントに大きな フェンスが囲ってあり、なにやら豪邸建設の予感。
建築看板をみると、御法川法男・・・ これって、みのもんた!!
地元住民や小町通りの商店街でも聞き込みをしたが 間違いない。
はっきり言って、顰蹙を買ってます。総スカン。 なぜか小屋に1名常駐していて厳重に警備している。
関東ではコマーシャルで「普通の人が普通に働いて 家が建てれる・・・」ってなことを言っていたが。
彼が自力で働いて、稼いだお金でどこに家を建てようが 彼の権利であり、だれも阻止できない。
でも、あの場所は少なくとも私にとっては、 幼いころミヤマクワガタを採った林であり 幻の昆虫といわれるハンミョウを母と目撃した 想い出深い場所なのです。
しかも、本当に狭いその小径は鎌倉山周辺に住む 人が鎌倉山に上る場合に必ず通る道なのです。
地元住民のエゴかもしれない。 文士とか有名俳優なら許してしまうのかもしれない。 すぐ隣に山椒洞という会席料理屋がある。 著名人が昭和初期に建てたものが、やはり昭和の 有名女優に受け継がれ、今は山の中に調和を保って 風情のある佇まいである。(私はここで結納しました)
そのとなりに、みのもんたはないでしょう。 六本木でも麻布でも田園調布でもどこでもあるでしょう、他に。
山を削って豪邸ですか。江ノ島の花火大会も自宅から よく見えるでしょう。夕方には江ノ島の右肩に富士山 そして夕日。
銀座で遊んで車で帰り、早朝車でまた送り迎えですか。 CO2削減にもよくありません。 近辺に住む大手企業の重役さんがたも 電車(グリーン車ですが)通勤です。
鎌倉文士の一人、立原正秋はある小説で、 酔って鎌倉駅からタクシーで鎌倉山の豪邸に帰ってきた 主人公の父親にこう言わせています。 「飲んで自分の足で帰れない奴はここに住むな!」
鎌倉山は、そこで仕事をし生活をし、そこの歴史を 知る真の文化人が住むところなのです。 銀座でのんで車で帰って、またワイドショーの司会に 早朝出かける、という貧乏臭い生活パターンの人間 がすむところではない。
金さえあれば、なんでもできるのでしょうか。 歓迎されない住民は、必ず不幸になります。 今からでも思いとどまって欲しい。
彼の住民税が無くなる逗子市もよろこびませんよ。 小町通りのビルも買ったとか。。。
数日鎌倉に戻りましたが、市民の反発はかなりのものです。 ほとんど憎しみに近い発言者が多かった。
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