休職中なので、長女の卒園式・入学式に参加した。 今や父親が参加するのが全く珍しくないことに 時代が変わったなぁと思う。
ついでに、小学4年の長男の家庭教師もやっている。 (休職ってのは本当に暇なのだ)
学年ではベスト3に入る成績の長男も 大手進学塾の入塾テストでは6クラスの 最下位クラスに振り分けられた。
驚いたのは、学校の教科書の薄さと 塾の教科書の詳細さの差の大きさだ。
それでも、中学入試に関しては漠然としている 時期なので、勉強時にはなるべく「実感」を 伴うように心がけている。
漢字は辞書を引き、理科では図鑑をみるだけでなく 実物を見せる。どうしてもわからないことはネット で調べる・・・・
こうなると、小学生レベルのことがらでも、大人が その由来を知らないことが非常に多いことに気づく。 息子は「何故?」がわからないと先に進まない思考過程 の持ち主なので、教えるほうも片手間ではできないのだ。
ところで、渡辺淳一の「鈍感力」は絶対に買わないと 決めている。経済紙の朝刊にエロ小説を載せるだけで 十分に「鈍感力」を思い知らされているからだ。
男女のエロを、芸術文学にまで高められたのは 川端康成とか立原正秋を見てからの話である。
どうせ、「情報過多」の時代に敏感な人間は 「弱い」。むしろ他人の批判を受け入れない鈍感な 人間のほうが、成功するとかいう内容だろう。
鈍感に「力」という文字をつける感性に 甚だ不快感も感じる。「話題の本」ほどあてにならぬものはない。
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