非日常的日常
nao



 三岸せいこという漫画家さん

古い漫画家で、消えてしまったけど作風が好きだった。

ただ一つだけひっかかってることがある。
どの作品だったか。

フロストフラワーという言葉の出てる作品のある部分が、アガサ・クリスティの翻訳の一部をまるっとパクっていたこと。


クリスティの作品もタイトルを忘れたけど、石膏で作品をつくるヒロインを中心におこる殺人事件で、彼女が付き合ってた男性に「君は僕が死んでも作品にするんだろう」みたいなことを言われ、最終的に作品にせざるを得ない性を嘆きながら作品を作ってた・・・ような気がする。

ポアロが出てくる作品のどれかだった。

そのラストシーンでの「作品◯◯番」というあたりから、三岸せいこさんの作品の文章がまんま同じで、気がついた人がいたのかどうなのか。


あの頃ネットがあったら便利だったのに。
出版社に聞いてみたい気がするけど、三岸せいこという漫画家自体が忘れられているし、どうして消えていったのかもわからない。

特別絵が上手いわけでもなかったけど、作品は良かったな。

ただ・・・いろんなとこで影響を受けていたのか、有名な作品を思わせるものがけっこうあった気がする。

インスピレーションを人から受けるタイプの漫画家さんだったのかもしれない。

2015年03月14日(土)
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