非日常的日常
nao



 20年前のこと

今くらいの時間。
息子が生まれた。




生きる気力をなくしている息子。
母もまた気力をなくしていたが、今は立ち直ったよ。

無理にでも生きることは楽しいと信じることにした。
君にとってまだ人生は長く遠いものかもしれない。


でも終焉近くは早くなる。
生きているのに、どんな意味があるのか誰にもわからない。


私は君が生まれたとき、とても嬉しかった。
欠けていたピースがそろって、家族になったと思えた。


今は自分を嘆いている息子に。
あえて、ハッピーバースディと言おう。




2009年11月27日(金)
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