かなしいうわさ
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2008年07月05日(土) |
観ようぜホットファズ |
楽しみがドタキャンになったのでふらりと渋谷へ行き映画鑑賞。
眠いけど、観てほしいから書いておこう。
HOT FUZZすげえええええええええええええ ぜひ! 観て!! ください!!!
天才アーティストの荒削りなファースト・アルバムみたいな 生々しさと心意気と勢いと、むせ返るような映画への愛があった。 「スリー・アミーゴズ(サボテン・ブラザーズ)」の正当な後継映画として 大いに笑って戦慄して楽しめました。 ギャグの質はモンティ・パイソンかな。
町山さんのとこを読むとより立体的に
もう公開だから言うけど、「ホット・ファズ」は宣伝されているような「バカ映画」なんかじゃない。 オイラにとってはコメディですらない。ただ、熱く泣ける映画なんだ。 これは、日本以上に閉鎖的で出口のない階級社会イギリスで、 しかも退屈で就職先も遊び場もなく、老人しか住んでないド田舎に生まれ育ったエドガー・ライト監督が、 地元のスーパーの商品補充係として働きながら、 ハリウッドや香港のスケールのデカいアクション映画や日本の怪獣映画にあこがれ、 何も起こらない行き止まりの日常を破壊する夢を見続けて、 しかし、それをあきらめずに夢に向かって突き進んだ果てで、 自分の故郷でスプラッターと銃撃戦とカーチェイスと大破壊を実現したという、 男の子のドリームズ・カム・トゥルーなんだよ。
ああ、なるほど。 あのグツグツと煮えたぎるような焦燥感と、あっけらかんとした多幸感はここから来てたんだな。
劇場で観ておくべき! デカイ画面で大音量で観てほしいのは勿論だけど 満員の会場は爆笑でメチャクチャ盛り上がってた、 あの一体感はDVDじゃ味わえないよ!
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