かなしいうわさ
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昨日観てきました
パスカルズ@滋賀県甲賀市水口碧水ホール
小学校の体育館のような小さな市民ホールにて、おもちゃの楽器やリコーダーも使ったインスト中心の大所帯バンド「パスカルズ」鑑賞。すばらしかった。パスカルズの音に触れるのははじめてだったけど、一発でファンになってしまった。これって俺が考える理想の音楽かもしれない。 親しみのもてるセンスのよい楽曲を、しっかりとした技術のある楽隊の全員が、とても楽しんで演っている。以外と硬質だしロックバンドみたいにスリリングだな...とドキドキしている俺の前で幼児がキャッキャと踊り後ろではじいちゃんが首を横にゆらゆらと振っている。 ああ、いいなぁ...(´ー`)
全体的にはゆらりと楽しい気分になれたのだけど、ただのウキウキ、ノホホンではなく、全編にちらちらと闇が見え隠れする感じがすばらしい。懐が深い。100%の幸福とか100%の悲しみとかを追求する音楽もいいんだけど、パスカルズはどっちもたっぷりとあって、いろんな感情でぐにゃぐにゃしてて、でも最終的にちゃんと楽しく嬉しい気分にしてくれる。日常を逃避するんじゃなくて、日常を練り上げて芳醇にしてしまう音楽。
大好きな石川さん(a.k.a.たまのドラム、またはたまのランニング)のダンスも満喫できた。猿のぬいぐるみや光線銃のおもちゃおかめのお面をつけて会場を縦横無尽に踊り飛びまくっていた。振り付けとか統制とは無縁の、無防備で、一心不乱なダンス。こういう血も踊るダンスをみるのが大好きだ。心がすっと晴れていく。 観客の1/5は幼児だったので、石川さんの挙動をみてキャッキャッと喜んで一緒に踊りまくって歌いまくっていた。ときおり、石川さんのネジが外れすぎてギャウーと叫んでしまうようなパートもあって「うわ、いくらなんでもこれは...子供泣くかも」と思ったけど、子供らは余計喜んでウギャギャーとなっていた。子供を舐めていた。オトナの本気を子供にちゃんと見せることも大事だな。
帰り際に物販でCDではなくヨーロッパツアーのDVD
を買ったのは、石川さんのダンス目当て。まだ観てないので日曜の夜とか気が滅入る時に見て景気付けようと思う。
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