かなしいうわさ
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2004年09月27日(月) 336

ソウルフラワーのライブに行ってきた。心斎橋クラブクアトロ。当日券が5,200円もしたよ、どこの外タレだよ! まぁ、ライブは素晴らしくて5,200円のモトは取れた気分なので全然いいんだけど、でも高えよ。
伊丹英子は今回も「満月の夕」のときにちょっと出てきただけ。もうレギュラーメンバーではない、と思ってもいいのかもしれない。ヒデ坊が不在だとバンドにぽっかり穴が空いているように思える。でも、逆にそれがいいなと俺は思う。ヒデ坊がいたころは、曲も演奏もピッと張っていた。良い緊張感が確かにあった。その緊張感はソウルフラワーの他には無い特徴のひとつだったんだけど、そのせいで例えばボ・ガンボスの持っていたルーズさのようなものが大きく欠けていた。でも今は、なんだかルーズで軽やかだ。ニューエスト・モデルの頃の、聴いているとずっと怒られているみたいな押し付けがましさは全くない。ルーズ過ぎて、そこらの若手のパンクバンドみたいではあるけど.... でも、ソウルフラワーがコアなファン以外に届くとしたら、きっとこれからだろうな、と思っちゃうくらい、軽やかだ。

中盤の新曲が続くミドルテンポ・タイムがすごくいい。軽やか軽やか。最近の新曲もストーンズがやってたにせものレゲエみたいな軽やかさとルーズさがあって、本当に素晴らしい。今までのソウルフラワーの曲と並べても違和感はゼロなんだけど、東陽片岡の世界で鳴っていても違和感ないビンボー臭さ... というか親しみやすさがある。場末の居酒屋でおっさんが歌ったりしてもいいんじゃねえの。中でも「松葉杖の男」は、「戦火のかなた」ぽいレゲエ調のせづねえぇぇ曲で笑いながら泣き踊れて最高。ちょっとアゲ目な「神頼みより安上がり」もバコバコ踊れていいねぇ。早くレコーディングして欲しい。
チンドン太鼓の中西智子は猛烈に可愛いくて、素晴らしいですね。あとは樋野さんのSAXがブイブイいっててとても良かった。ジャーズを感じた。もっと中川のギター喰っちゃうくらいブイブイゆわしたって下さい。





買物。


Jolly Boys /Pop'n' mento
オムニバス /風ガハランダ唄 save the すたあと長田
シバ /コスモスによせる
Mozaik /Live From The Powerhouse
マイスティース /ネモ(マキシ)
Dona Edith do Prato /Vozes da Puricacao
山下洋輔 /風雲ジャズ帖 新編
末井昭 /素敵なダイナマイトスキャンダル



ぜんぶまだ聴いてない読んでない。ネモはCDの中身が無くなったので、買いなおし。「風ガハランダ唄」は買ったのではなく、寄付したらお返しにくれた。これにはいろいろと事情があるのよ、これが。みなさんも買いましょう、もとい、寄付しましょう。 Mozaikはドーナル・ラニーのバンド。ゲスト参加したドーナルのブズーキの音色が中々良い感じだったので、帰りがけに会場の物販で買った。聴くのが凄くたのしみ。ドーナルはヒデ坊の旦那さんで、中川と三人で近所のジャスコに行ったりしているらしい。





本棚。アマゾンに画像がないやつは表示されないので、本当にアップしたいものがガンガン抜けている。






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