「好きだよ」


おもったんだ。
「ぜんぶなくしたくない」っておもったんだ。
これじゃもぉ一生逢えなくなるかもしれない、って。

やっとわかった。
怖い、より、もっと強い気持ちなんだ。


好きなの。なくしたくないの。

もう一度、傍にいたいの。


まわりのものなんてどぉだってぃぃよ。


ただ好きだよ。

欲望なんかぜんぶ棄てるから、ねぇ。

素直にぶつけたらなにか変わるのかなぁ。


まだ忘れられてないかな。
あたしのことちゃんとわかるのかな。

怖いよ、考えると怖くてたまんないの。
だけどこれじゃぁどぉにもならないっておもうの。
だってあたしは結局好きなままで変われないんだもん。

なにからいえばぃぃ?


「ひさしぶりだね、急にごめんね」

「あのね。すごい話したくて連絡しちゃったんだ」

「時間、もらえないかな?」


「体調はどぉ?元気にしてた?」

「今こっちに住んでるの?なにしてるの?」


「迷惑だったらごめんね」


「謝らなきゃいけないことと、感謝してることいっぱいあるよ」

「こんなに時間かかって今更だっておもうけど」

「あんな風にして、傷つけて、それで今更って何度もおもったけど」



「好きだよ」



「あたしはずっと、好きでいたいよ」

「今頃なにしてるだろうっておもうの」

「幸せにしてるのかなぁ、って考えるの」

「結局あたしは自分の苦しさや恐怖に勝てなかった」

「自分を護ろうとして、だから自分のことばかり考えてた」

「だからぜんぶあたし自身の責任だったってわかった」

「もぉどんな風に言われたって仕方がないし、弁解の余地もない」

「今は、どんなカタチだってぃぃから傍にいたいっておもう」

「もっとちゃんと向き合いたいっておもう」

「その優しさにすら気付けなかったけど」

「男の人としてだけじゃなくて、人間として尊敬してるの」

「余計に傷を負わせることしかできなかったけど」

「一度壊れて、でも自分の気持ちがもっと強く固まった」




「世界中の誰が敵にまわったとしても、

 あたしだけは絶対にあなたの味方でいるから」



「ホントに、忘れないでね。ひとりじゃないからね」

「どんなに嫌がったって、想わずになんていられないんだから」


「好きだよ」


どうか、間に合いますように。

あたしは本当に、もぉ一度、彼、に
抱きしめてもらえるのなら他になにも望まない。


あたしがあの日の夜に言ったことは嘘なんかじゃない。


ねぇお願い、神様でも仏様でも誰だってぃぃ。
どうかどうか、まだ間に合いますように。
2006年12月20日(水)

魔法がとけるまで。 / ちぃ。

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