こなごな。


会いたくて会いたくて、
焦がれて会いに行ったんじゃない。

泣きたくて泣きたくて、
悲劇のヒロインぶって泣いてるんじゃない。

笑ってる顔を見て安心しておきたかったんだ。
あぁ、大丈夫なんだ、元気で頑張ってるんだ、って。

それなのに。

消えちゃいたかったよ。
この世界からいなくなりたかった。
こんなに強く思ったのなんて、初めて。


ねぇ。なんでそんな顔してるの?
どうして虚ろな目を泳がせて平気なふりするの?


わかっちゃうんだよ、2年も見つめてれば。
少しも変化しない表情のその裏側だって
声のトーンがいつもより低いことの意味だって。
気付いちゃうんだよ、なにも見てないって。
塞ぎ込んでた頃と同じ、色のない瞳。

ひどく息苦しい。

いったい、この世のどんな言葉をつかえば
あたしの気持ちは真っ直ぐにきみに伝わるのかな。

好きとかじゃない。そんなことじゃないよ。

あたしはきみに泣いてほしいんだ。
もっともっと笑っていてほしいんだ。
それから誰より幸せになってほしいんだ。

きみが「しあわせだよ」って言って
やわらかく微笑んでくれたら、あたしだって笑えるのに。
2004年12月08日(水)

魔法がとけるまで。 / ちぃ。

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