だってまだ好きだから。


忘れたくない。

忘れたくない。

忘れたくない。


新しい人を好きになりたいなんて言いながら、
結局あたしは、あの人を忘れるのを恐がって逃げてる。


『一生、好きでいる。』


そう、決めたんだけどな。
やっぱり一人は寂しくて。

嬉しい事なはずなのに、新しく芽生えそうな気持ちを、
何とかして摘み取ろうとしてる、あたしがいるの。


そんなはずない。

ただの気のせい。

あたしが好きなのは、あの人なんだから。


自分に言い聞かせてるみたいに。


姫に電話して、話聞いてもらった。
姫はただ、

「別に良いじゃない?」

って、そう言って。

「あたしは嬉しいよ?」

って、そう、言って。

あたしはやっと、新しく進もうとしてるのかな。


あの人の事、忘れたくないけど、、、
このまましがみついてるべきじゃないよね。
解ってる。
ホントに解ってるんだよ。
でも、でもね、、、

忘れたくないの。

こんなに人を愛せる事なんて、もうないかもしれない。
あの人以上に、大切にしたい人なんて、いないんだもん。

忘れたく、ないよ。

全部全部、閉じ込めておきたいくらい。
このまま空気ごと、時間ごと、あたしごと。
それから、あの人ごと。


昨日のアレも、所詮はあたしの勘違いかもね。
色々考えたら、そう思った。
もしも、橋本くんが全然あたしを何とも想ってなかったら、
そしたら、あたしの気持ちはどこへいくんだろ。
あの人に戻っていくのかな?
、、、都合のいい、女だよね、、、
2003年07月08日(火)

魔法がとけるまで。 / ちぃ。

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