どんぐり1号のときどき日記
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2005年04月18日(月) 牧史郎がふたつ

 昨日書き忘れたが、「怪奇大作戦」のフィギュアが出ていてどんぐり2号が買ってきた。
 てっきり食玩かと思ったのだが、単純にフィギュアである。しかも630円というバカ高い価格である。ちょっと高すぎるので、とりあえず二つ買ってきたのであった。

 元々このシリーズは、「牧史郎」と「美弥子」(弥勒菩薩に美弥子という名を付けるのも、なんだかなぁ)が欲しかったのだが、開けるとふたつとも牧だった。喜んだらいいのか悲しんだらいいのか…。本当は、人間の姿の美弥子の方が欲しかったりするが、それは秘密だ。
 しかしこのシリーズなら、絶対にトータス号は入れるべきだろうに。できればサンビームを装備したものなんかがいいなぁ。今回それをやらなかったエポック社の良識を疑うぞ(そこまでオーヴァーな話か?)。
 ちなみに出来の方は、この価格では高すぎるというところだ。多分コナミがやれば、もっと安くて質の高い、なおかつマニアックなものになったと思われるが、今さらそんな事を言っても仕方がない。

 肝心の「怪奇大作戦」本編の話をすると、確かに「京都買います」や「狂鬼人間」「呪いの壷」「殺人回路」等は面白い。しかし私の中での傑作は相変わらず「霧の童話」と「かまいたち」なのである。
 前者は割と平凡な話なのだが、ラストの鉄砲水のシーンで一気に傑作へと昇華してしまった奇跡的な作品だと思うし、後者は理由なき殺人というものをあの時代に真正面から扱い、なおかつ科学犯罪も取り入れており、「怪奇大作戦」という作品のテーマをすべて語っていると言える。
 牧が直感的な捜査をするのも珍しく、実はこのシリーズにおいて異色な作品なのかもしれないと思ってみたりする。

 結局このシリーズも、迷いながら製作されたのが良く判るくらいに出来不出来がはっきりしているが、それでもテレビシリーズとしての傑作である事に変わりはない。
 残念なのは、この作品の版権が円谷プロにあるという事だけだ…。


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