毒茄子
レガお君



 職業性と掃除の方法

私が長期出張に行ってる間に

以前から苦情・失態続きだった
出入りの書店営業マンが
左遷で消えてた。さよなら。

校舎の外壁が一部崩れた。
原因は老朽化。ええ?

学生たちは新婚の私が
研修で単身赴任したのではと
色々と心配してくれたらしく
会う学生がそれぞれ声をかけてくれる。

「先生、別居やったん?」
「いや、同居して通ったよ」
「いやーん、よかったなぁ〜。
新婚やのにって
そればっかり心配してたんよ〜」
この会話を何度も続ける。

ええ加減飽きるけど、
こうやって声をかけてくれると嬉しい。
成績が振るわない学生もいるけど
気遣いの気持ちはあるわけで。

今日は仕事納めで午後から大掃除。
3時から一斉に掃除がはじまるんだけど
平均年齢40歳超の女性職場で
大掃除というと皆さんの装備がシブい。

さっきまでスーツだったのに
派手な花柄エプロンとか割烹着を羽織って
学校というアカデミックな雰囲気は皆無。
どっちかというと
婦人会が公民館の掃除をしてる感じ。

空調のフィルター掃除とか
網戸の目掃除とか
窓のさんをコツコツ磨くとか
自己完結型一箇所入魂作業に人気が集まる。
みんなで床を掃くとかそういうのは不人気。
それぞれ黙々と作業に没頭。

チームワーク命の臨床では
大掃除となるとみんなでワイワイがやがや。
教員軍団の掃除を見てると
こつこつ1人で勉強を進める感じに似てて
掃除のやりかたですら教員っぽい。

掃除後の盛大なお茶会もまた、
マダムの多い学校ならでは。


2005年12月28日(水)
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