いつまでも終わらない歌。

2003年02月24日(月)
さっき、古いビデオテープを見ていたらPENPALSが「HEY!×3」に
初出演したときの懐かしい映像が出てきた。
「ラヴソング」唄ってた。
イイ気分で見ていたのに唄の途中で別の番組になっていた。
古いVTRを発掘したときというのはだいたいそういうものだ。


古い友人と会った時も、同じ様な感覚に陥ることがある。
懐かしくていろいろと話をしているのだけど
何か急にチャンネルが切り替わったように
「あれ?こんなだったっけ」
それは相手にも自分にも感じる違和感。
喜びでも落胆でもない、その違和感。
その時は、深く考えずにいるけど
家に帰ってきて一人になると、思い返すさっきまでの時間が
自分のものでないような気がしてしまう。

15歳くらいの時「今は子供と大人の間の時間だ」だと思っていた。
ドラマとか小説とかでも、そういう言葉はよく出てきた。
今はあれから5年も経って、成人もしたというのに
まだ「子供と大人の間」のような気がしている。
むしろ、15歳の頃よりもそう感じる。
15歳の頃は大人の自我が目覚めてきた段階の完全な子供で、
でも今は大人として実際に認められている部分が確実にある
その中で未だに成長していない子供の自分がいるからだ。

久しぶりに中学くらいの時の友人と会うと、
その当時のことをいつもより鮮明に思い出すことになる。
まるでその頃にかえったようになるのに
やっぱりもう15歳のころとは違うんだ、と気がついてハッとする。
それは当たり前のことで、何も違和感ではないのかもしれない。
けど、そういうものを感じ始めてしまった今から
私たちの中の大人と子供の割合が変わり始めるのかもしれない。
ものすごーく少しずつだけど。
きっとあと10年経っても「自分は子供だ」と思っているだろうし。

大人ってなんだろうなあー
と、一人もだえ考える今日この頃。




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