扇風機がかき回す夜。

2002年07月25日(木)
夏休み気分。
今週は学校もう行かないけど、月曜火曜は行くのだ。
もー行きたくねえよー。
と、気分は登校日前の小学生のよう。

昨日、頭がいっぱいいっぱいで書けなかったんだけれど。
「ピンポン」ね。
いいシーンがあって。
軽くネタバレちっくになってしまうけれど
スーパーカーの「Strobo lights」(←スペル未確認)が
すっごいイイ感じに使われてるとこがあって。
ペコがカツカツ卓球を練習してるとこなんだけど。
スマイルとのシーンバックにもなってて。
かなりググっときた。
おーこれイイーー、と思った。
監督、初めてのクセにやることニクイぜー!とか思った。

ラストもスキっとした終わり方で良かったし。
これどうなのーっ?っていうタイプも好きだけどね。
パキっと終わってくれるのも爽快。
本で言えば、読後感がイイってやつかな。


今日は暇だったので、昨日買ったCDを聴いてた。
「真夏の夜の事」さ。また泣いちった。
悲しいとか切ないとか苦しいとか、なんとか。
全部を感じる気がする。
「君」のことを唄っているのに
ここに「君」が居ない、圧倒的な孤独感。
「君」を思うが故の孤独感。
でも、涙が溢れてしかたがないのは
この曲に、優しいとか暖かいとか、なんとか。
そういうものも感じるからなんだ。
それは脳ミソではなく、身体が知覚する温度。
あなたたちの、その熱さが、ここにも響くのです。
だらしないぐらいに泣いてしまうのは、たぶんそういうこと。

そしてこの作品のニクイところは
2曲目が「涙の旅路」であるということ。
「真夏の夜の事」で流した涙。
「涙の旅路」は、こんなフレーズで終わる。

 涙の旅路が始まったね

流した涙は始まりなのだと、そう言うのだ。
少しだけ、ふ、と笑えてしまう。
ほんと完敗って感じだよ。
ありがとう。


大事なものが増えていくのであれば
少しくらい、何を失ってもかまわない。
…などと言い切れないのは、私がコドモだからか?





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