バタバタ。

2002年07月07日(日)
タナバタ。
近所のマンションのベランダに笹が揺れているのを見る。
一体どんな願いごとが書かれていたのか。
見えることもなく。
まぁ、それは天に見えていればいいものだから、
私には見えなくていい。


高校時代の友達の近況を、友達から聞いた。
地元の短大に行っている子2人が、銀行に内定したらしい。
なんだか、いろいろ考えてしまったなぁ。
友達が就職活動してるってのも、それだけでアレなんだが。

ただ、その2人のことを聞いて。
その子たちの歩み方が、あまりにも。あまりにも。
絵に描いたような、感じで。
その「公立小中高→女子短大→地元の銀行」っていうのが。
すごく。真っ当なと言うと変だけど。
パッと見、とても安定したキレイなもののように見えてしまい。

もちろん、彼女たちに苦労がないとは言わない。
彼女たちにだって、苦悩や迷いや不安はあるだろう。
でも、それが感じられないような、その経歴。
そんなことを考えた時、そういう人生もすごいと思った。
ちっとも、嫌味なんかではなくて。


私は、まだ就職のことは考えていないし
正直、就職できないかもしれない。
うちの学部の就職率低いし。
今やってることを活かして就職したいとなれば
その成功率は、ますます下がる。

なんかねぇ。うまく言えないんだけど。

先が見えないわけ。
今の私の、これから先に何があるのか。まったく。

でも、その2人のことを考えていたら
彼女たちの先が見えてくるような気がして。
就職して、しばらくして結婚とかして仕事やめて、
子供を抱いて、家庭の幸せを抱いて。
そんな彼女たちの姿が思い浮かんで。
まったくの、想像で、偏見も混じってるかもしれなくて、
きっと彼女たちにとったら、心外かも。
でも、想像してしまった。

ちょっと暗くなった。

私には見えない。
風に揺れる、他所の家の七夕短冊のように。
読めない。
その先は。
おそらく、見えていなくてはいけないものなのに。




8月、大阪に行ってやると友達に宣言してしまった。
なので、明日の先行電話する。
バインとヘルマンを、がっつり楽しむぞ。
ちくしょう。





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