脱線。(『害虫』)

2002年04月22日(月)
夕方、渋谷に行って映画を観てきた。
前にも言ってた『害虫』。
塩田明彦監督。宮崎あおい主演。

話は、13歳の女の子を軸に流れていく。
いや、流れてはいない。
女の子の生活や、想いが綴られていくのだ。
説明くさい描写や台詞はなくて。
なにか、感じながら観なくてはいけないような気がした。

主人公は登校拒否していた。
家庭にも複雑なものを抱えていた。
でも、ただ可哀想なだけじゃない。
ただスレているだけじゃない。
一人で、いろんな場面で戦ってはいるけど
やっぱり一人じゃ何も出来なかったりする。
そういうとこが、人間くさかった。

塩田監督の映画は、以前CATVで『月光の囁き』という作品を見たことがある。
これは高校生の愛憎の物語だった。

やっぱり人間の感情はひとつじゃないんだなぁ。
一度にいろんなこと思って。
一人でいろんな顔を持って。
そうやって生活しているんだと思った。





そんなわけで今日も日記を書いている。
やっぱり、まだやめられそうもないから。





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