僕の弟子で熊本は山鹿市出身のいくよちゃんがいます、彼女は現在は結婚して郷里に帰っています。とても素直な良い子で可愛いのです。 8月15,17に山鹿灯篭祭りが開催されます、その由来は「景行天皇御幸の折、山鹿にお着きになりここに行宮建てて滞在されました。後に行宮跡に天皇をお祀りしたのが大宮神社です。神社の例祭である『山鹿灯籠まつり』(8月15日・16日)は、里人がたいまつを掲げて景行天皇をお迎えしたという故事に由来するのもです。
この千人の踊りの中心の櫓では笛、三味線、太鼓が演奏されます、いくよちゃんのお父さんはここで太鼓を叩いているのです。
この手すき和紙とのりだけで作られた灯籠を、頭に乗せて幻想的な雰囲気で千人の女性達が灯籠踊りを舞います。 本当に先祖の霊が降りてきて、一緒に踊っている感じがします、越中おわら風の盆もそうですが、日本には素晴らしい伝統芸能が残されているのだと、東南アジアを回った僕も誇りに思うのです。 又山鹿市は温泉が豊富に湧いている所で市役所の前にも足湯があります、そして明治時代に山鹿の町衆の私財をなげうって出来た、芝居小屋「八千代座」坂東玉三郎さんが毎年公演に来られます、何故ならば温泉がお肌の美容に良いそうです。
熊本県山鹿市日輪寺 赤穂義士「遺髪塔」(いはつとう)
更に、いくよちゃんのお母さんが案内して下さった、日輪寺、江戸時代の吉良邸に討ち入りした「赤穂義士」のうち17名とゆかりのある寺である事をはじめて知りました。 47名の武士のうち、大石内蔵之助をはじめ、17名の義士が細川藩に預けられたそうです。世話役の「堀内伝右衛門」がこの世話役にあたった。義士切腹の前に、堀内氏の嘆願で「遺髪」が手渡されました。その後、「遺髪塔」がこの寺に造られ、「堀伝右衛門」夫妻の墓もこの寺にあることが分かりました。
このように山鹿市の人々は情け深いのです、温泉良し、人良し、祭り良し、芸能良し、酒美味し、皆さんも一度お出かけください。
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