新知庵亭日乗
荷風翁に倣い日々の想いを正直に・・・

2003年07月08日(火) えーんやらやー


7月といえば、京都の祇園祭でおます、貞観11年(869)年全国に疫病が流行したときに、悪疫退散を祈願したのが始まりとされるんどすえ。以来1100余年町衆の心意気と多大の奉仕によって幾多の戦乱をのりこえて発展しまして、連綿と引き継がれ今日に至ってんのどす。
えーんやらやー


 毎年、7月1日の吉符入りから31日の疫神社夏越祭までの1か月間、様々な 祭事が行われまして。特に16日の宵山、17日の豪華絢爛な山鉾巡行で祭のピークを 迎え内外からの大勢の観衆で賑おております。
祇園囃子の稽古風景 
コンコンチキチン・コンチキチンと聞こえてますと、うちらの胸は騒ぐのどす。

唐子というお囃子をお聞き下さい


もっと詳しく知りたいお方には京の祇園囃子  提供 財団法人 函谷鉾保存会のページに飛んでおくれやす。
http://www.park.org/Japan/Kyoto/lib/haya1-j.htm
Shinchanは思うのでおます、祇園囃子は何故コンチキチンと呼ばれているのか知ってはりますか?それは、物を動かすのには人力では限りがあるため、カネの金属音により超自然の力を引き出すからだ、という。つまり、「金属音はカミとの交信可能な媒体だ」という古代からの認識が、その根底にあるのどす。
 インドネシアでも、ゴング(大型の銅鑼)は神聖化され、その音でカミが降臨すると信じられています。東南アジア全域でゴングによる洗練された音楽文化があり、その一端に祇園囃子を位置づけられると思うのでおます。

★音が聞こえへん!画像がみれへんやないか!と御怒りの方はRealPlayのフリー版(無料でおまっせ)を下記よりダウンロードしてくんなはれ。
http://www.jp.real.com/



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