2003年07月04日(金) |
社会福祉法人視覚障害者支援総合センター |
筑波大学付属盲学校の教え子のYさんが社会福祉法人視覚障害者支援総合センターに進みました。
社会福祉法人視覚障害者支援総合センター http://www.siencenter.or.jp/ 彼女は単独でイタリアにオペラの勉強に行った(おそらく単独では初めて)ガッツのある女性です。沖縄出身で、エキゾチックな雰囲気を持った素適な人です。ホームページも作成しています。 Yさんのサイト http://yomitanzan.com/ 目が見えないというハンディーはプロの音楽家を目指すことは、並大抵の事ではないのです、楽譜やスコア−を点字で表すと、たった4小節が2ページにもなります、その点字化をしている方々もボランティアなのです。本当に頭が下がる思いです。
何時もお世話になっている盲学校の吉澤先生は日記にこのように書かれていますので。引用させていただきます。
* ゚ ・ 。 * ゚ ・ 。 * ゚ ・ 。 引用開始 。 * ゚ ・ 。 * ゚ ・ 。 * ゚ ・ 。 ・・・そんな中、昨日久しぶりに杉並の「視覚障害者支援総合センター」に出かけた。 高橋実理事長は、音楽を勉強する視覚障害者を援助するシステムを作りたいが、なかなか高い目標とレベルを持つ者が少なくなっている。と言うお話をされた。 指導者としても頭の痛いことであるが、志に添うようにこちらも頑張らなくてはと思った。・・・ 。 * ゚ ・ 。 * ゚ ・ 。 * ゚ ・ 。 引用終了 。 * ゚ ・ 。 * ゚ ・ 。 * ゚ ・ 。
どうぞ吉澤先生のサイトから日記を読んで見て下さい。 http://members.jcom.home.ne.jp/wj2m-nrmt/
Shinchanも何かの縁で彼、彼女達と出会った訳だから、音楽の多様性、普遍性を少しでも伝えていく事が出来ればいいなーと思っています。 そして筑波大学付属盲学校の音楽科の生徒はそんなに多くないので寺子屋の雰囲気で授業しています。楽しいですよ。 本来、邦楽科の生徒がいてもおかしくないのですが、0なのです、ピアノ、ヴァイオリン、声楽専攻の生徒さんに和太鼓を打ってもらっていますが、皆嬉々として叩いています。 僕は独自に右脳的奏法というやりかたで彼等と接しています、この概念はShinchanが幼少の頃の音楽へのアプローチを覚えているからなのです、〜するべきだとか〜なくてはならない・・・などという事のない概念なのです。 例えて言えば、2歳時未満のあかちゃんにバチを持たせて、ミルクのカンカンを4、5個ならべて叩かすと、彼等のその奏法は自然の法則に乗っ取って天才的です、物事が解ってくるに従って、その才能は何所かに置き忘れてしまいます、これは僕が経験したことなのです、だから彼等に太鼓を教える時はガキンチョに戻っているのだと思います。 傍から見ていると、おそらくハチャメチャなのでしょう、 まーそのなわけで楽しくやっています。
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