5月24日 国分寺にある(財)国際文化学園での十二単「かぐや姫は何を着ていたか?」の講演と演奏が終わった。
古代中国、唐の時代に入った陰陽五行説は、五臓六腑、色、方角、音、季節などを表している、平安時代には中国、朝鮮大陸から入った文化を吸収して、日本独自のアレンジが加えられて十二単に見られる、色重ねの文化が発達しました、源氏物語には源氏が六条邸で「西海波」が演奏され舞われる場面が描かれてますが、現代の宮内庁楽部でも同じ曲が演奏され舞われています。 現代でも京都御所を中心に比叡山延暦寺(鬼門封じ)の鐘の音は方角に合った音程の音が鳴っています。
日本にも古来から和琴(わごん)という箏があり、6絃の糸で演奏されます、もちろん雅楽の楽器です、静岡で出土した"はにわ"は琴を膝に置いて弾いています。 中国、朝鮮半島から入った文化(楽器)と日本の古来からの神楽を現代でも演奏されるのは日本の独自の形態です。
まーこのような話と篳篥、笙、竜笛、鞨鼓、楽太鼓の楽器説明と演奏、そして「越殿楽」の口唱和と演奏をして、最後に十二単を着たモデルさんと古城大納言氏との音楽的絡みで終わりました。
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