新知庵亭日乗
荷風翁に倣い日々の想いを正直に・・・

2002年11月06日(水) 竜宮城の遠足



「浦島太郎さんは乙姫様からもらったお土産の玉手箱を開けました、そしたら白い煙がモクモクと出て見る見る内に真っ白な髪の毛とお髭のお爺さんになりました・・・Shinchan、もうえーやろ、お母さんは眠たいよ」
「・・・うた・・うた」

昔々浦島は
助けた亀に連れられて
竜宮城(りゅうぐうじょう)へ来て見れば
絵(え)にもかけない美しさ


乙姫様(おとひめさま)の御馳走(ごちそう)に
鯛(たい)や比目魚(ひらめ)の舞踊(まいおどり)
ただ珍しく(めずらしく)面白く(おもしろく)
月日(つきひ)のたつのも夢の中(うち)


遊びにあきて気がついて
お暇乞い(おいとまごい)もそこそこに
帰る途中の楽(たのしみ)は
土産(みやげ)に貰った(もらった)玉手箱(たまてばこ)


帰って見ればこは如何に(いかに)
元居た(もといた)家も村も無く(なく)
路(みち)に行きあう人々は
顔も知らない者ばかり


心細さ(こころぼそさ)に蓋(ふた)取れば
あけて悔しき(くやしき)玉手箱(たまてばこ)
中からぱっと白烟(しろけむり)
たちまち太郎はお爺さん(おじいさん)

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「・・・なんで?・・・おじいちゃん?」
「Shinchan、今度バスに乗って、須磨の水族館に遠足やから、その時亀さんおるよ」
「カメしゃん?バシュ?」
「あと2日寝たらネ」
「しんたん、カメしゃん・・・のる!」
「はいはい、はよ寝よー」



幼稚園にはお母さんと一緒の子供やお父さんもついて来ている子供もいました、でも洋次君はお母さんがお仕事のため一人でした。
「ようくん・・・いっしょ」
「そう、洋次君とShinchanは今日ずっと一緒なのよ、洋次君のお母さんに頼まれたんや」
「Shinchan、僕お弁当持ってきたよ」
「じゃ、はよバスに乗ろー」

 バスの中ではマイクを持ったお姉さんが[かわいいかわいい魚屋さん]や「浦島太郎]の歌を教えてくれました、そして皆で歌いました。

「かわいい魚屋さん」

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加藤省吾作詞・山口保治作曲
作曲された山口保治氏は新日本フィルハーモニー交響楽団ティンパニー名誉首席奏者・山口浩一さんの父君にあたります。山口浩一さんはShinchanの大先輩にあたります。




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