Shinchanは幼稚園に1年遅れて入園しました、お父さんが色々考えたり、相談した結果お父さんの勤める小学校から近い所の[健康幼稚園]に決まりました。 でもShinchanの足では1時間ぐらいかかります、引率の太ったおばさんが5人の幼稚園児を連れてチーチーパッパと通うのです。 その通い道には田んぼや畑があり、季節には菜の花、向日葵、蓮華、タンポポが咲きます。おばさんを困らせたのはShinchanが蝶々を追っかけていって、何所に行ったか解らなくなるのです。他の友達はそのたびに「ほっといてはよ行こ!」 と言うのです、だからずーと仲間外れでした。 「Shinchan!おばさんと縄跳びしながら行こうか」「・・・・」 本当はワンちゃんみたいに首輪に紐をつけてShinchanを引っ張って行きたかったのです。そして夏が近づくと田んぼにおたまじゃくしを取りに靴を履いたままドブン!ピシャピシャと入っていくのです。 「Shinchanおたまじゃくしさんは沢山友達と一緒に泳いでるねー、そやからShinchanも真似っこしたら?」とおばさんも田んぼに入って言うのです。
この「健康幼稚園」は真冬でもランニングにパンツ、教室の中は裸足と決まっていましたShinchanは好きでしたが、嫌いなものがありました、それは朝幼稚園に着くと青汁を飲まなくてはいけないのです、「Shinchanまたペッペしたんやって?Shinchanが好きな紋白蝶は子供のときから青汁のんで羽がはえるんヨ」
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